スタッドレスタイヤでは高速道路でスピードを出すことができないか気になりませんか？
今回はスタッドレスタイヤで高速道路で何キロまで出してよいのか、また、何キロくらいが適切なのかを紹介しています。
スタッドレスタイヤで高速道路を走る際の注意点がわかりますよ。
スタッドレスタイヤなら高速道路でも問題なく走れる？
スタッドレスタイヤは一般には冬タイヤと呼ばれている、サマータイヤより雪道でグリップが効くタイプのタイヤです。
サマータイヤではスリップして進まないような状態でも、このタイヤを履けばきちんと走れることも多く、冬場の雪道や凍結した道を走る時にとても有用です。
ですが、高速道路となると少し話は変わってきます。
一般道より高速を出した走行となると、その分グリップが失われ、スタッドレスタイヤでもスリップしてしまうことが往々にしてあります。
もちろんサマータイヤよりは安全に走ることができるものの、高速道路ではその性能を過信しない方がいいでしょう。
ちなみにスタッドレスタイヤは、速度記号が『Ｑ』となっていて、タイヤの性能としては最高速度は160ｋｍ/ｈまで出せるということになります。
そのため、スタッドレスタイヤは道交法はおいといて、160ｋｍ/ｈまでなら出せると言われれば出せるということになります。
とはいえ、これはあくまでもドライ路面での話です。
ドライ路面であれば160km/hまで行けると言っても、スタッドレスは軟らかいゴムを使っているので、あまり速度を出しすぎると危険な事もありますので注意してください。
スタッドレスタイヤで高速道路を走る際の注意点とは？
雪道や凍結した道は、スタッドレスタイヤを履いていてもスピードを出すと危険です。
そもそもスタッドレスタイヤは雪や氷に食い込む金属製のビス（これがスタッドです）がない冬用タイヤといったものです。
海外では一般的にはスノータイヤと呼ばれています。
金属製のビスがあるスパイクタイヤと呼ばれるタイヤのほうが冬でも安心して走れるのですが、その金属製のビスによって普通の道はまともに走れなくなってしまいます。
金属製のビスがあるスパイクタイヤは、アスファルトを削る粉塵問題から使用が禁止されています。
スタッドレスタイヤはその金属を無くすことで一般の道も走れるようになっている反面、そこまでグリップがある訳ではないので、高速道路を走る際にはくれぐれもスピードを出し過ぎないように注意してください。
雪による制限速度の表示が出ていれば、必ずそれに従いましょう。
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スタッドレスタイヤでも高速道路は走らない方が無難？
雪が降っている時にはスタッドレスタイヤを履いていたとしても、できれば高速道路には乗らないに限ります。
高速道路では一般の道より速度を出すだけに、1つ間違えると大事故に繋がってしまうことも多いからです。
特に道が凍結している状態での走行では、スタッドレスタイヤでも滑ることがあります。
雪の降る中でどうしても走らなくてはいけないといった場合には、制限速度の表示が特に出ていなかったとしても80キロまでは出さず、60キロ程度に留めておいた方がいいでしょう。
スタッドレスタイヤを履いていると結構スピードを出している人もいるのですが、本当に危険です。
追い越しレーンを走る時も同様で、何より安全を第一に考えてください。
スタッドレスタイヤで高速道路を走ると摩耗が激しい？
スタッドレスタイヤで高速道路を走ると摩耗が激しくなるのはある程度仕方がありません。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかく出来ていますので、ブレーキをかけるとトレッドブロックが後ろ側に倒れ、ブロックにある細かい溝「サイプ」や、ブロックの角「エッジ」もブロックの前側が削れてしまいます。
高速道路での加速やカーブでは、どうしてもブロックが削れてしまいます。
ただ、以下のように少し運転に気をつければスタッドレスタイヤの摩耗を抑えることができます。
スタッドレスタイヤの摩耗を抑える運転とは
- ブレーキを緩やかに効かせ始める
- ハンドルの切り始めはゆっくり回す
- 制限速度を守る
この3つを守るだけでもずいぶん違いますので、気を付けて運転するようにしましょう。
高速道路ではスタッドレスタイヤよりスパイクタイヤがいい？
現在スパイクタイヤは基本的に使用が禁止されていますが、冬用のタイヤとしてはスパイクタイヤは優れています。
スパイクタイヤは金属製のビスが表面に打たれている冬用タイヤで、これであれば雪や凍結した部分にそれが食い込んでくれる為、スタッドレスタイヤより安全に走ることができます。
しかし、普通の道を走っているとその金属が削られてしまうので、完全に雪道用になりますし、粉塵問題から購入することはできません。
最近のスタッドレスタイヤは性能が上がっているので、スパイクタイヤまでとは言いませんが、かなり雪道でも安心して走ることができます。
スタッドレスと言えばブリヂストンのブリザックが有名ですが、結構なお値段がしますので、おすすめなのがアジアンタイヤです。
特にナンカンのAW-1は安くて高性能なので、おすすめです。
まとめ
スタッドレスタイヤは寒冷地や雪道での走行性能に優れていますが、高速道路での速度に制限はありません。
ただし、スタッドレスタイヤでも法定速度内での安全な運転が重要です。
適切な速度や安全運転が必要ですが、スタッドレスタイヤの性能を最大限に活かして快適かつ安全なドライブを楽しむことができます。
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