スタッドレスタイヤの寿命が何年持つのか知っていますか？
ここでご紹介しているスタッドレスタイヤの寿命の確認方法を知っておけば、寿命が切れたスタッドレスタイヤで滑ったりスタックしたりすることを防ぐことができます。
スタッドレスタイヤのメーカーなどが言っている寿命と本当の寿命は違うのか、スタッドレスタイヤの溝と寿命の関連性、寿命の見分け方までを紹介しています。
この内容を知っておけばスタッドレスタイヤの寿命の判断ができるようになります。
スタッドレスタイヤの本当の寿命とは？
一般的にスタッドレスタイヤは製造してからおよそ3年から4年程度が寿命と言われていますが、保管状態や走行環境などあらゆることが関わるため年数にも差が出てきます。
スタッドレスタイヤの走行可能距離は10,000kmから15,000kmほどの走行距離が目安となっていますが、各メーカーではスタッドレスタイヤを安全に使える保証期間を別途設けていますが、そのいずれもほとんどは3年間です。
雪の多い地域ではスタッドレスに履き替える期間は、冬本番前の11月からまだ寒さも残る4月あたり、約半年間くらいが一般的になります。
ひと月で1,000km走行する計算だと、3年間毎年履き替えて走行すると総合計で15,000kmとなります。
3年もしくは15,000kmこれがスタッドレスの本当の意味での寿命と言ってもよいわけです。
しかしながら、5年くらい使っている人が多いのが実情です。雪の多い北国なら3年のペースで交換することが当たり前かもしれませんが、雪がめったに降らない地域では3年というペースで交換している人のほうが少ないかもしれません。
中には7年、10年使っているという強者もいますが、5年以上経過したスタッドレスタイヤの使用はおすすめしません。
タイヤは溝が残っていれば使えると思っている人もいますが、たとえ溝が残っていても5年、7年、10年と経過したスタッドレスタイヤはスタッドレスタイヤとして機能しないからです。
スタッドレスタイヤは「溝がある＝寿命がある」なのか？
夏用タイヤよりも溝が深いのが冬用タイヤの特徴ですが溝が残っていたとしても、スタッドレスタイヤの寿命を完全にスルーすることはできません。
ゴム素材でできているのがタイヤ、必ず経年劣化でタイヤが持つ特性にも変化が訪れることになります。
時間がたてば油も揮発し始めるのがゴムというもの、柔らかさが失われていくのは止められません。
雪や氷などの路面を、次第にきちんとつかめなくなるため、走行には色々問題が起きてきます。
ハンドリングにもブレーキにも、マイナスの影響が出てきてしまうためです。
そのため、溝があるからと言って、そのスタッドレスタイヤの寿命がまだあるということではないことに注意が必要です。
新品で購入してすでに5年が過ぎたスタッドレスなら、まずはプロによる点検を受けてみる必要があります。
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スタッドレスタイヤの寿命は摩耗状態からも判断ができるの？
快適で安全な冬の走りをサポートしてくれるスタッドレスタイヤ、新品で購入して使い始めてから、摩耗が50％になったときがスタッドレスのもつ性能の寿命です。
新品製品は抜群な性能を発揮しますが、走行をするうちに摩耗していき、それが50％になるとグリップ性能は下がります。
アイスバーンや雪道などで、安全性の高い走行をするのは難しくなるため、新しい冬用タイヤへの交換が必要です。
夏タイヤよりも繊細な切れ込みを入れているのが冬タイヤ、氷や雪の路面でもしっかりグリップできるように工夫をされています。
そのためトレッドパタンの摩耗により、徐々に浅くなるのも止められません。
グリップ力は低下をして、除水効果も下がってしまいます。
スタッドレスタイヤの寿命や交換時期を知るには？
冬の走行を豊かなものとしてくれるスタッドレスタイヤ、どのくらい寿命が残っているのかは、あらゆることが関わります。
車の乗り方や用途によっても違いますし、摩耗状態や種類に扁平率も関係することです。
でも目安を知るなら残りの溝の深さをチェック、交換の目安になるのは50%くらいを見ておきます。
すぐにでも交換を検討するべきなのは、偏りのある摩耗やひび割れた状態があるタイヤ、スタッドレスとしての性能を全力で発揮することはできません。
安易に溝さえ残っていれば大丈夫と思えないのは、偏りのある摩耗を発見したり、ひび割れを見つけたろき、安全面から見ても交換をするのが得策です。
スタッドレスタイヤの寿命の見分け方のチェックポイント
スタッドレスタイヤライフテストは、あなたのクルマのタイヤの溝の深さを測定するものです。このテストは、あなたのタイヤが冬の間持ちこたえられるかどうかを判断するのに役立ちます。
トレッドの深さを確認
トレッドの深さは、定規でトレッドの上端と溝の下端との距離を測って測定します。少しでも摩耗が見られる場合は、すぐにタイヤを交換してください。
サイドウォールの状態を確認
タイヤのサイドウォールにひび割れや切れ込み、その他の損傷がないかを確認します。また、トレッド部に偏摩耗がないかを確認する必要があります。もし、損傷の兆候があれば、できるだけ早くタイヤを交換してください。
ラグナットの点検
ラグナットが締まっていて、緩んでいないことを確認します。ラグナットが緩んでいると、道路の段差にぶつかったときにタイヤが外れてしまうことがあります。
空気圧の確認
推奨されたレベルまでタイヤに空気を入れてください。タイヤに空気を入れたまましばらく放置していた場合は、出かける前にもう一度空気圧をチェックしましょう。
もし空気圧が下がってしまっているようであればスタッドレスタイヤの劣化が考えられます。
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